
ライフデザイン支援取組事例の紹介[2]
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「赤ちゃん先生プロジェクト」について
講師:ママの働き方応援隊
群馬前橋校 代表 星野 由美 様

私は、NPO法人ママの働き方応援隊の事業委託者として活動しております、ママの働き方応援隊群馬前橋校代表の星野由美と申します。よろしくお願いいたします。先ほど、沼田さんのお話を伺いながら、自分の高校生の時のことを思い返しまして、高校生の時にそういったことが分かっていればもっと人生が違ったのではないかと思いました。
私は神奈川出身で、15年前に群馬に嫁いできました。そして2年ほどして子どもが生まれたのですが、その時に周りに友人がいないということが、子どもを産んでから一番大変だった出来事でした。やはり、自分の子どもは母親である私がきちんと育てなければまっとうに育たないと強く信じていて、一生懸命、一生懸命育てたのですが、一生懸命育てるほど自分がどんどん社会と切り離されていってしまうように感じて、「自分にはもう子育て以外何もできないのではないか」とか、主人の帰りが遅いと「今日一日誰とも話さなかった」という日があったりして、子育て中にすごくさみしさを感じることもありました。
そうこうしながら、偶然2年前にママの働き方応援隊を知りまして、「これは何か凄くいいものかもしれない」と感じ、活動に参加し今に至ります。ここでママの働き方応援隊がわかるプロモーションビデオみたいなものがあるので、観ていただいてもよろしいでしょうか。
―これを説明会の時にママたちに見てもらったりしています。「働く」という活動に興味がある、赤ちゃんがいるから興味があるというママたちでも、最初は大抵、「私なんて何もできません」「仕事を離れてから長いので何もできることがないんです」「そんな私でもできることがあるんですか?」「子どもと一緒に仕事をしてもいいんですか?」と言います。でも実は、ママは出産後に、家庭のこと、育児のこと、自分のこと、夫のこと、いろんなことをやっています。ものすごく脳が進化していて、「ママ脳」と呼ばれる優れた脳ができてくるのですね。そのママ脳を生かさない手はない、社会のために役立てないのはとてももったいないということで、このママの働き方応援隊という団体が活動をしています。その中の一つが【赤ちゃん先生プロジェクト】で、「赤ちゃんがいるから外に出られない」と言っているママに「だったら今しかできないお仕事をしようよ」ということで、育児中の母親たちが活躍できる場を提供しているのが私たちの団体です。