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ぐんま結婚・子育て応援フォーラム”Hello My Family!”

ぐんま結婚・子育て応援フォーラム”Hello My Family!”

日時/ 2016年2月27日(土)午後2時~

場所/ 群馬県公社総合ビル多目的ホール

岡部アナ
「出産・子育てを楽しむMyキーワード」をテーマにパネルディスカッションを進めていきたいと思います。
パネリストの皆さんをご紹介しましょう。第1部より引き続きタレントの市井紗耶香さんです。産科婦人科館出張佐藤病院院長の佐藤雄一さんです。赤城フーズ株式会社常務取締役の遠山昌子さんです。そしてコーディネーターは私、エフエム群馬の岡部哲彦でトークをさせて頂きます。
では第2部からご登壇いただいている、佐藤先生、遠山さん、簡単に自己紹介をお願いします。まずは佐藤先生お願いします。
佐藤さん
高崎で産婦人科をやっております佐藤です。うちの病院は、お産を中心に、不妊治療や手術を行っている産婦人科です。家族は妻と高3、高1の娘、小6、小3の息子の計5人ですね。女、女、男、男と上手く産み分けをしました。
岡部アナ
産科・婦人科医師としてのお仕事に加えて、女性の健康支援や子育てしやすい群馬県の実現をめざす「一般社団法人ママプロぐんま」の会長も務められています。
続いて、遠山さんお願いします。
遠山さん
赤城フーズ株式会社の遠山です。よろしくお願いします。前橋生まれの前橋育ちで高校卒業と同時に宝塚歌劇団に入りまして、宝塚歌劇団では男役をやり、家業を継ぐということで前橋に帰ってきました。その後、結婚をしまして、6歳と3歳の娘がおります。
岡部アナ
遠山さんは、宝塚86期生・宙組の「遥海(はるみ)おおら」として活躍後、経営者になられたという全国でもめずらしい経歴をお持ちですが、体験を交えながらお話しいただければ思います。
さて、今回のテーマ「出産・子育てを楽しむMyキーワード」ということで、今日は会場のみなさんやリスナーにむけてどんどん「Myキーワード」を挙げて頂きたいと思うのですが。
市井さんは、アイドルからお母さんになったときの「喜び」は、忘れないと番組で話されていましたね。
市井さん
一人一人違いますね。1人、2人、3人と産んできましたけど、それぞれドラマがあって、痛~いということもありましたけど、産まれてきてありがとうという気持ち、選んでくれてありがとうという気持ち、母になれてよかったなという気持ちを持っています。
岡部アナ
佐藤先生は、医師として数々の出産に立ち会われてこられたわけで、佐藤病院の分娩数は年間1400から1700件と伺っていますけど出産の瞬間って、先生にとっても「喜び」の瞬間ですよね。
佐藤さん
そうですね。たくさんのお産に立ち会ってきましたが、それでも1件1件感動があります。
ただ自分の時のことを思い出してみると、1人目の時は、自分も若くて、妻が陣痛で苦しんでいるときに、親父と飲んでいて寝てしまって、看護婦さんがもうすぐ産まれそうですと駆け込んできたことを覚えています。2人目、3人目、4人目になると、自分も年をとり、いろんなことを人生経験してくると、ほんとに出産って素晴らしいと感じました。
最近は出産に立ち会うと、当事者であるご主人より先に泣いてしまって、自分が先に泣いてどうするんだと思いますが、「先生、早く来てください。」と言われながらも、隠れて泣いています。
岡部アナ
その一方、最近は「出産・子育て」って、「喜び」や「楽しい」よりも「大変」というイメージや考え方も、若い世代などを中心に広まっている印象もあります。佐藤先生この原因は、どんなところにあると感じていますか?
佐藤さん
子育ての時に周りに手伝ってくれる方がいる人はうまくいっていると思います。核家族化が進んで、お母さんの負担が大きくなっているのかなと感じています。
岡部アナ
市井さん、いかがですか。
市井さん
長女を出産した時は、母が近くにいてくれたので、母のありがたさや大きさをあらためて感じました。
岡部アナ
そんな中で「出産や子育て」を楽しむために、知っておきたいこと、伝えたいことが佐藤先生、いろいろあるそうですね?
佐藤さん
結婚年齢が少し高くなってきているので、なかなか妊娠しづらくなっている人が増えているのが現状です。年齢が高くなると、婦人科の病気、子宮筋腫、子宮内膜症、そういう病気も増える傾向があります。できるだけ早く子どもをつくるのが一番だが、それが難しい場合には、独身の時から定期的に婦人科に検診をしてもらって、子どもが欲しいと思った時に対応できるように、体を作っていてもらいたい。特に若い女性で子宮頸がんが増えてきている。子宮頸がんの検診は、できれば毎年検診を受けていただいて、その時に婦人科のほかの病気もチェックをしてもらえればと思います。
岡部アナ
早期の検診や発見が重要だということですね。後は、体づくりが重要だという話もあるのですよね。
佐藤さん
最近痩せている女性が増えています。痩せているお母さんからは、小さな赤ちゃんが産まれてくる。昔は3200~3300g位で産まれてくるのが平均だったのが、今は2800~2900gとなっている。小さい赤ちゃんは、将来メタボ体質になりやすいといわれています。
市井さん
逆のように感じますけど。
佐藤さん
お腹の中で栄養が足りないので、「ご飯ほしいよ、栄養足りないよ」と産まれてくるので、吸収しやすい体質になってしまいます。昔言われていた小さく産んで、大きく育てようというのが危ない。現在は「お母さん、きちんと栄養をとりましょう」と指導しています。
岡部アナ
遠山さんは「出産・子育て」を楽しむために、何か意識されたことはありますか。
遠山さん
私は28歳の時に結婚して、主人は6歳上だったのですが、主人が単身赴任である一方、早く子どもが欲しいという気持ちがあったので、結婚して1年で夫と一緒に不妊検査を受けた経験があります。そのおかげもあり長女を早い段階で授かることができました。早くクリニックの門をたたいてよかったと思います。
岡部アナ
佐藤先生、この「結婚後1年の不妊検査」というのは、タイミング的にはいい時期なのですか。
佐藤さん
学会では不妊の規定が、2年子どもができなかったらということになっていますが、タイミングをとっていれば、通常は半年で妊娠できます。1年妊娠しなければ何らかの問題があると思いますので、早めに病院に来てもらった方がよいかと思います。
岡部アナ
男性のほうも、妊娠や出産のために、よく話し合ったり、検査にも参加したりと、出産前後の協力も欠かせないということですね。
今日は、会場には小さい子どもを連れたお母さんも多いですが、続いて、「子育てを楽しむMyキーワード」についても考えていきたいのですけど、市井さんはいかがでしょうか。
市井さん
子どもからも教えてもらうこともあるし、はっと気づかされることもある。大人になってもいい関係を気づけたらいいなと思います。
岡部アナ
遠山さんはいかがですか。
遠山さん
うちの子はまだ小さいので、意識的に愛情を「どストレート」に伝えています。出産の時に、普通に子どもを授かることが当たり前でないことを学び、震災の経験から、保育園と会社で別れているときに被災したこともあり、また会えることが当たり前ではないことを学びました。そんなこともあり、保育園に送る際に、笑顔で「行ってらっしゃい。今日も楽しんできてね。」と毎日伝えています。
岡部アナ
ところで、遠山さんは怒るときは、男役の声で怒るのですか。
遠山さん
そうですね。長女からは「お母さんが怒ると、怖くて私は宇宙に飛んでいっちゃうよ」と言われています。
岡部アナ
ぜひ聞いてみたいです。一方、前回のフォーラムでも話題になったのですけど子育てがはじまると夫婦ゲンカが増えるなど、夫と妻の関係って、多かれ少なかれ変わってくる部分があると思います。佐藤先生のお宅では、いくつか意識していることがあるそうですね。
佐藤さん
子育てをしてきて、どうも、男は察することができないみたいですね。後ろでウロウロしたり、「やってやったぞ」のようなしたり顔をしてしまうみたいですね。「俺オムツ替えたよ。」みたいな。そうならなくなるまで時間がかかりました。
岡部アナ
男性が「やったぞ、このオムツ替え」とか思っても、女性にとっては1/10くらいの評価みたいですね。
佐藤さん
育児とか家事とかは共同で切り盛りするということなので、当然やらなければならないことはやらなくていけないということですね。
岡部アナ
遠山さんは、ご主人が東京に単身赴任されている中で、夫婦のコミュニケーションの部分ではどんなことを意識していますか。
遠山さん
付き合い始めから遠距離恋愛、結婚後も遠距離ですが、近年は通信機器が発達し、コミュニケーションがよくとれるのでそれに支えられています。
たまに会って喧嘩してもしょうがないので、大切なのは思いやりと割り切りと思っています。
岡部アナ
ここで、今回のフォーラムのもう1つの大きなテーマ「結婚」についても少しお話を伺っていきたいと思います。
最近は若い世代が恋に消極的になったとか、草食だとか結婚にあと一歩踏み出せない人が増えたとも言われますけど、市井さんは番組でも「LOVE マシーン」がすべてと積極的な行動を呼びかけて、一喝されていましたね。
市井さん
草食系男子とか言われているけど話したら違うという意外性もあるし、女性の方から、積極的なアプローチをしてもいいのではないかと。
岡部アナ
佐藤先生はどうですか。
佐藤さん
いろんな研究があって、飲み物を3種類から選択した人と24種類から選択した人でいうと、前者の方が満足度が高いという結果があります。24種類から選ぶと、あっちの方がよかったかしらと考えるようになってしまう。私も小学生の同級生だし、遠山さんも結婚まで浮いた話がなかったということで、ある意味、選んではいけないのではないかとも思います。結婚というのは、結婚してから、パートナーシップを持って、コミュニケーションをとりながらお互いが築いていくもの。相手が誰でもいいというわけではないが、本当は身近な中にもいい人がいるのではないかと思います。
岡部アナ
ここまでのお話で、いろんな「Myキーワード」が飛び出しましたけど、それでは最後に、あらためて今回のメインテーマ「出産・子育てを楽しむMyキーワード」ということで大切にしてほしいことやメッセージをこめたまとめの「Myキーワード」を、一言頂けますか。
市井さん
人生の豊かさを、パートナーから教わるし、子どもからも教えてもらうこともあります。MYキーワードというのは、家族から人生の豊かさを教えてもらえるということでしょうか。
佐藤さん
子ども達には自分の選択した人生を生きてほしい。逆に考えると、自分も自分の人生を生きなければいけない、そこにパートナーや家族がいてくれて、楽しい人生だったらいいなと思っています。
遠山さん
いろいろ経験して思うのは、やればできるということ、一生懸命やっていると周りの人が助けてくれます。「なせばなる、なさねばならず、何事も」という気持ちで過ごしています。
岡部アナ
皆さん前向きなメッセージをありがとうございます。まだまだお話を進めていきたいところですがこのあたりで、終了とさせて頂きます。
パネリストのみなさん、様々なご意見を頂き、ありがとうございました。

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