ライフデザイン
高大連携ライフデザイン支援
高大連携ライフデザイン支援
県では、若者がそれぞれ将来を思い描き、希望する人生を実現するため、キャリア形成だけでなく、家族形成を含む将来のライフデザインを考える機会を提供しています。
高大連携ライフデザイン支援事業は、県内の高校と大学をマッチングして行うモデル事業(令和3~5年度)であり、高校生と大学生が共に学ぶことで、相互に新たな気付きを得ることを目的としています。大学生という親でも教師でもない「ナナメの関係」である他者との関わりは、高校生にとって少し先の将来を考える機会につながるほか、大学生にとっても自分のライフデザインを見つめ直す機会となります。令和5年度も県内高校・大学協力のもと、モデル事業を推進し、若者へのライフデザイン支援の更なる広がりを目指します。
実施高校・大学
群馬県立前橋東高等学校・共愛学園前橋国際大学
令和3年度実施事業概要
高校1年生向けライフデザインセミナー
青年心理学の専門家である共愛学園前橋国際大学の奥田雄一郎教授にオンラインセミナーを実施していただき、将来なりたいキャリアを実現するための進路選択とあわせ、ライフについて考えていく大切さについての理解を深めました。
参加学生:高校生199名
高校3年生向け2回連続ワークショップ
大学生が主導する形でライフデザインに関して少人数による活発な意見交換を行い、それぞれのライフデザインの作成・発表を行いました。
参加学生:高校生4名×大学生2名
第1回 発表+ワーク+講義
第2回 ディスカッション+プレゼン
令和4年度実施事業概要
高校1年生向けライフデザインセミナー
進路プランニングの授業として、ライフデザインセミナーを行いました。セミナーでは、講師によるレクチャーに加え、大学生と高校生による紙芝居を用いた対話型ワークショップを行いました。
参加学生:高校生239名×大学生24名
●大学生にとって、高校生の頃にやればよかったことは今の自分にとってやるべきこと。今回の授業では、これからどうしたらいいかということについて学んだ。何をすべきかではなく、何を目的として行動するべきかを大学生のひとから聞けていい経験をしたと思った。
高校3年生向け3回連続ワークショップ
令和4年度では、ライフデザインに関する考えを深めるため、自分の将来像を考えるワークショップに加え、今後のライフに関わる社会課題の調べ学習・発表も行いました。
参加学生:高校生9名×大学生6名
第1回 発表+ワーク
高校生3チームの調べ学習発表に加え、大学生との混成チームを形成し、「30歳の私」をテーマに付箋を用いたワークショップを行いました。
第2回 大学生のライフデザイン発表+リフレクション+ディスカッション
ライフデザインセミナーで用いた紙芝居ワークに加え、3回目に向けてのディスカッションを行いました。
第3回 課題の結果シェア+プレゼン+クロージング
3チームのこれまでの学びの成果をプレゼンテーションし、3回のワークショップの振り返りを行いました。
講義を通して、高校生の段階で、自分の将来のなりたい像をみな持っていることに驚きました。自分が高校生の時は、大学に行くぐらいの近い将来しか想像していませんでした。このような将来の自分像を持っている生徒たちに今回の講義はとてもためになったと思います。
自分もワークショップに参加する中で、将来への具体性が欠如しているという反省点も見えてきました。グループのテーマ(赤ちゃんポストなど)についての知識も薄かったので、こういった人生の中で起きる諸問題にも目を向けて行きたいと思いました。